若い女の値段について(2)
「若い女」の価値がどれほどインフレを起こしているかは、「若い男」のそれと比べてみるとよりハッキリする。
男女双方の若さだけに価値があるとすれば、若い男子が自分たちの性を売る場所がもっと存在してもいいはずである。*1
また例えば、ミスコンならぬ「オスコン」で選ばれた「男子アナ」が、平均7年で寿退社を迫られていてもいいはずである。
「若い男」の若さだけに価値があるのならば。
男性タレントの寿命はおそらく、女性タレントのそれよりずっと長い。芸能界の事情は知らないが。
もっといえば、資本主義社会ではむしろ、「労働力」としては男子の方が優れていたはずだ。 「育休切り」なんかが横行するのを見ると、今でも「労働力」としては男子の方が優れている、とすら思えてくる。
いろいろと考えてみて、この社会がいかに「若い女」の価値だけを高く釣り上げているか分かった。当事者からしても、本当に、若い女の価値なんて大したことはない。
若い女の価値が異様に釣り上げられているから、「若作り」のアラフォーが「イタい」と叩かれ、女子中学生は売春し、また若い女と性交できない男子が「草食系」と叩かれたりするのだ。
高すぎる価値は、いつか暴落する。
どうか、「若い女」と、まともに向き合って下さい。
いたずらに「若い女」の値段を釣り上げ、何も考えぬ若い女を大量に生んだあとで、価値が暴落し「おばさん」になった元・若い女を、笑わないで下さい。
とある売春宿で話を聞いたとき、帰り際に女主人が「いつでも働きにおいで」と千円札を3枚握らせてくれた。「若い女」の値段を見た気がする。
*1:ホストクラブは置いておく、あそこはキャバ嬢や風俗嬢が癒されに行く場所だから。