「愛は年収」…承知しました

みなさま、あけましておめでとうございます。多分、今年もっとも遅く新年の挨拶をしたブロガーという程、遅くもなく中途半端なのが、かやになります。


さて、ほとんど更新しなくなったと思いきや、こうして突発的に更新してみたりする当ブログですが、今回は2013年ということで、愛について語ってみようと思います(年関係ない)。


「愛とは◯◯である」と聞いて、みなさんは「◯◯」に何という言葉を入れるでしょうか。


玉の輿を狙って合コンに明け暮れる主人公を描いた月9ドラマ「やまとなでしこ」(2000年)では、「愛は年収」というコピーが話題になりましたね。愛は年収、愛は年収、愛はネンシュウ…繰り返し唱えていたら、ネンシュウの2文字がゲシュタルト崩壊を起こしそうです。



結婚相手紹介サービス「ノッツェ」を運営する結婚情報センターによると、同サービスの会員女性のうち63%は男性に「500万円以上」の年収を希望しており、最低でも300万円以上を求める女性が8割近くを占めるそうです
*1



一方、男性はというと、約8割が女性の年収300万円未満で満足しているという結果に。男性は結婚相手に対し「好きな分野・趣味の仕事を見つけてほしい(28.9%)」、「仕事をやめてほしい(9%)」など、収入に対しては期待しない傾向にあるようです。そんなに優しくて大丈夫?!と少し心配になりましたが、回答者はマジメに結婚相談所に登録するくらいなので、ある程度収入には自信がある男性が多いのかもしれません。



結婚後の生活についてたずねてみると、「現在の仕事をそのまま続ける」という女性は半分以下。「休みの多い仕事を見つけたい」が2割、「仕事をやめて主婦になりたい」が3割です。


寿退社を夢見る女性が3割もいるという結果に、「ねぇねぇ、稼ぎがないってことは旦那に『誰のお陰で飯食ってるんだ!』とかって見下されちゃうかもよ?いいの?」なんてものすごく意地の悪い質問を投げかけたくなる。



現実に、今の夫婦は共働きが多数派。専業主婦という選択肢は少数派になりつつあるのです。



20〜40代の未婚男性のうち、なんと8割が年収400万円以下。先のアンケートで最多の票を集めた500万〜700万円の層はたったの4.9%に過ぎません。うち30代はわずか2%という、婚活女性にとっては世知辛い数字。要はお金のある男性から先に結婚していくのです…



「結婚はカオとカネの交換だ」と言い切ったのは心理学者の小倉千加子氏。女性の平均年収が300万円に満たない現状では、多くの女性が結婚相手に年収を求めるのを攻めることはできません。かつて「シロガネーゼ」という言葉を作った主婦雑誌『VERY』を読むと、「結局、愛は年収なのか!?」と突っ込みたくもなります。



これは想像ですが、女性の平均年収が今の1.5倍、つまり男性と同じくらいになったらどうなるでしょう。
合コンではワリカンが当たり前となり、場合によって専業主夫を選ぶ男性も増加、お金のある女性は男性をより厳しく、顔や性格で選別するようになるかもしれません。「オトコは若い方がいい」なんて平然と言う女子も増えるでしょう。なんだか殺伐とした光景…と思いきや、それって今の男女関係を逆にしただけなんですよね。



でも女性の年収が上がれば、結婚相手に年収500万円以上を求める必要もなくなるわけです。条件面で品定めすることもなくなり、純粋な恋愛感情のみで相手を選べるようになるかもしれない。若いうちからテクニックを磨き、高収入の男を捕まえることばかりが幸せになる方法ではないはず…


もちろんそれで幸せになる人がいるのは確かだと思う。でもどうせなら相手のスペックを気にすることなく、自分の本心から湧き出る感情と向き合う恋愛をしたほうがいい気もするんですよ。自由恋愛にはお金が必要、とまでは言い切れませんが、女が経済的に自立していることはきっと、本当の恋(って何だよ)をするためにはプラスになるはずです…!


2013年、手に入れた男のスペックを競い合うゲームだけを恋愛と呼ぶのは、もうやめよう!なんて啖呵切ってみたりして。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。





コメントはTwitterアカウント  @kaya8823に頂けると幸いです。

かやのFacebookページはこちら
Facebookアカウント持っていなくても見ることができます。

*1:婚活男女の金銭感覚調査 - 女性の6割は男性に年収500万円以上を希望http://news.mynavi.jp/news/2012/12/28/136/