若い女の値段について(2)
「若い女」の価値がどれほどインフレを起こしているかは、「若い男」のそれと比べてみるとよりハッキリする。
男女双方の若さだけに価値があるとすれば、若い男子が自分たちの性を売る場所がもっと存在してもいいはずである。*1
また例えば、ミスコンならぬ「オスコン」で選ばれた「男子アナ」が、平均7年で寿退社を迫られていてもいいはずである。
「若い男」の若さだけに価値があるのならば。
男性タレントの寿命はおそらく、女性タレントのそれよりずっと長い。芸能界の事情は知らないが。
もっといえば、資本主義社会ではむしろ、「労働力」としては男子の方が優れていたはずだ。 「育休切り」なんかが横行するのを見ると、今でも「労働力」としては男子の方が優れている、とすら思えてくる。
いろいろと考えてみて、この社会がいかに「若い女」の価値だけを高く釣り上げているか分かった。当事者からしても、本当に、若い女の価値なんて大したことはない。
若い女の価値が異様に釣り上げられているから、「若作り」のアラフォーが「イタい」と叩かれ、女子中学生は売春し、また若い女と性交できない男子が「草食系」と叩かれたりするのだ。
高すぎる価値は、いつか暴落する。
どうか、「若い女」と、まともに向き合って下さい。
いたずらに「若い女」の値段を釣り上げ、何も考えぬ若い女を大量に生んだあとで、価値が暴落し「おばさん」になった元・若い女を、笑わないで下さい。
とある売春宿で話を聞いたとき、帰り際に女主人が「いつでも働きにおいで」と千円札を3枚握らせてくれた。「若い女」の値段を見た気がする。
*1:ホストクラブは置いておく、あそこはキャバ嬢や風俗嬢が癒されに行く場所だから。
若い女の値段について(1)
今回はいよいよ、「若い女の価値」について考えてみたい。「いよいよ」って言うほどでもないけど。
突然ですが、キャバクラに行ったことのある男性は割といると思う。最近は不況だし、そこまで多くもないかな。
キャバクラは、1時間に約1万円を支払い、女の子とただしゃべるだけの空間です。1分に換算すると約170円。まばたきする間に3円が飛んでいく場所。
ちなみにキャバクラと顧客層が重なっているとは言えないが、これがいわゆる「本番」の性風俗店では20分で1万円。 1分500円。キャバクラの3倍の値段がかかる。
そんな大金を払ってまで、 「若い女とおしゃべりする」「若い女と性交する」ためだけの店が、日本にはたくさんある。
ところで、キャバクラや風俗店の、女子更衣室あるいは控え室にまで入ったことのある男性は、あまりいないのではないか。 表ではきらびやか(に見える)彼女たち。その裏側には何があるかというと、
本当に何もありません。足が臭い、ただの女子がたまっているだけです。彼女たちはときどき、マックを食べていたりする。よってポテト臭い。ポテトと香水と足の臭いが混ざり、大変なことになっている。
何もキャバ嬢たちを悪く言いたいのではなく、ほんとうに、若い女の価値など、これほどのものでしかないということを、ここでは主張したい。
何も分かっていない、自分のことしか考えていない。なのに若い女は、ただ「若い」というだけでちやほやされ、「男」から金をもらうことができる。何も考えなくても、若い女には妙な自信がある。
だって私は、若い女なんだから。
半分来ました。一旦切ります。